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私の家族へ
こんな畏まってお手紙書くのは初めてかもね。
せっかくの機会だから、今まで言えなかった事、思っていた事、思い出など正直に言おうと思います。
私がペルーにいたのは7歳までだったね。今思えばたったの7年間だよね。思い出の写真はたくさんあるけど、記憶に残っているのはほんの一部だと思う。
ペルーはどうだった?って聞かれて、パッと出てくるのは「寂しかった」の一言かな。
だってパパとママが一緒にいたという記憶が少なくて・・・パパが一緒にいた時はママは日本にいて、ママが一緒にいた時はその逆で・・・。
だけど私とマリオのために頑張ってくれてたんだよね。今なら分かるよ。寂しかったのは私とマリオだけじゃなかったんだね。パパとママもきっと凄く凄く寂しかったんだよね。
こんだけ子離れできないはずのママなのに、あのママなのに・・・やっぱりママは凄いよ!!
今福井と東京という距離ですら離れて寂しいって言ってるママが、私たちが小さかった頃地球の真裏まで行って頑張ってたんだよね。今想像もできないくらいの距離だよ。
「日本、行くよ!」って言われた時、本当に急でびっくりした。だけど、そんな事よりもこれからは家族皆で暮らせるんだって事が嬉しくて凄くわくわくしてた。
だけど日本での生活は思っていたより全然大変だったね。
庭付きの大きなお家が小さな小さなマンションになり、慣れないふとんに川の字になって皆で寝ていたよね。
日本に来て初めてのクリスマス覚えている??
ママが段ボールを包装紙でくるんでそれを台にして小さなテーブルに置き、その上に小さなクリスマスツリーを置いて家族4人でそれを囲んで・・・私と弟はサンタさんに手紙を書いて靴下に入れて・・・パパがサンタさんだったんだっけ?笑
この頃は七面鳥なんてなくてケンタッキーだったよね?
そして私とマリオはママとパパへのクリスマスプレゼントとして5円玉とかお小遣いをかき集めて包んであげたよね?
パパとママが頑張って働いてるの知ってたから、少しでも力になりたくて・・・って今思えば全く使えないじゃんね。
だけどそのプレゼント、お守りとしてママがまだ持っていてくれてるの知った時、凄い嬉しかった。ママはいつも私や弟からの手紙とか宝物のように持ってくれるんだよね。
ママのそういうところ、好きだよ
ママにしか言った事ないのかもしれないけど、小学校の頃ロミいじめられてたんだ。
日本語全く分からないまま学校に入ったから、何を言われてたのかははっきりは分からないけど軽く殴られたりとかもあった。
給食も今まで見た事ないような和食とかが出てきて全然食べれなくて、最初お弁当持参OKだったのに「なんであの子だけ?」ってなって結局お弁当持参もNGになって、学校に行くの嫌だと思う時もあった。
マリオも幼稚園辛かったよね。小さかったから今はもう覚えてないのかもしれないけど、幼稚園から「マリオが泣きじゃくってて、泣きやみません。」って電話かかってきてママやおばさん達と一緒に迎えに行った事、何回もあったよね。5歳だったマリオからしたら言葉が通じないところに1人取り残された感じできっと不安で不安で仕方なかったんだろうね。マリオも良く頑張ったよ。
学校から帰るとママは「今日どうだった?」って毎日聞いてきたよね。
ママ達を困らせたくなくて、だからいつも「楽しかったよ!」って言ってた。
最初いじめられる理由が分からなくて、なんで?って思ってた。
私が皆と違うから?日本人じゃないから?なんで私日本人に産まれなかったの?っていつも神様に問いかけてた。日本人だったらよかったのにって・・・自分が外国人って事が本当に嫌で、「ロミーナ」って名前も嫌いだった。
小学校の「私の夢」ってところには「日本人になりたい!」って書いてたんだよね。
毎日神様にもお願いしてた。「神様お願い、私を皆と同じ日本人にして下さい!」って。
辛くて泣きながら帰った時もあったけど、これ以上ママやパパを困らせちゃダメだって家の前で立ち止まって涙拭いて、「よし!笑顔!笑顔!」って自分に言い聞かせたりもしてた。
ロミの強がりは昔からみたいだね。
でも強がりな面はうちの家族皆がそうなんだよね。
いじめられるのが悔しくて、必死に日本語を勉強した。皆が隣で算数とかやってる中、1人「あ、い、う、え、お、」とか書いてたのを今でも覚えている。
この頃は将来ペルーに帰る予定だったからスペイン語も忘れないようにってママは家ではスペイン語を教えてくれてたよね。ありがとう。
気づいたら日本語もスペイン語も喋れるようになってて、小学校の頃からたまにママ達の通訳とかもしてたよね。
だけどママ達に謝りたい事があるんだ。
通訳する機会が増えてって、それも病院や会社や銀行や不動産や、本当に大事な場面ばかりに通訳として立ち会っていく内に、最初は必要とされてて嬉しくて、ただその期待に答えたくてやっていたんだけど、だんだん考え方が変わっていったの。
結局私がいないとダメじゃん?私がいなかったら何も出来ないじゃん?
親って普通頼るもんでしょ?だけど私は頼りにされてるんじゃん。
立場逆じゃん。親が私に頼ってくるのなら、私は一体誰に頼ればいいの?って思うようになった。
なにかの話し合いで「尊敬する人」の話題になった時があって、皆ほとんどの人が自分の両親やお姉さん、有名人とかって答える中、「ロミは?」と聞かれて、「私にはそんな人いません。」って答えてた。
親を尊敬する・・・?なんで?いつも自分の事は誰にも頼らずにやってきたけど?
親が私のために何してるっていうの?・・・なんて今思えば本当にばかな考えだった。本当に凄い勘違いしてた。
一体私何のために頑張ってるんだろう?誰のために頑張ってるんだろう?
そしてある時、なにかが自分の中で切れた。プツッて糸が切れたような、そんな感じ。
「もう辞めた!」
寂しくても我慢した、いじめられても我慢した、日本語も頑張って勉強した、成績もいつも1番をとりなさいって言われてたからいつもトップだった。
どれも全部ママやパパに褒められたくて、喜ばせたくて一生懸命頑張った!
だけどそんな頑張ったところで何になるっていうの?もう頑張るの疲れちゃった。
なんでこんなに頑張ってるんだろう?って分からなくなっていた。もう頑張らなくてもいいよね?もう十分頑張ったよね私?ってこの時から、私好き放題にやってったよね。
学校も休みがちになって、遊びまくってて、夜中も抜け出すようになったり、家帰らなくなる事も増えて、学校や警察の方達まで巻き込んで、本当凄い迷惑かけてしまってたよね。
迷惑というより、凄い心配をかけさせちゃったんだよね。
あの履歴がうまるほどのしつこい着信はただ私の事が心配で心配で、私が無事かどうか知りたかっただけだったんでしょう?
そんな電話にですら出なくて、本当にごめんね。
眠れない夜、数えきれないほどあったよね。ママが起きて待っていた事何回もあったよね。
本当に本当にごめんなさい。
そしてパパ、パパとは真剣に話した事なんて数えれるぐらいしかないよね。
だからこそパパには伝えたい事がたくさんあるんだ。
まずいつも心配かけちゃってごめんなさい。
本当に手のかかる子って今でも思ってるでしょ?
パパは厳しく育てられてきたんだよね。だから昔は私達にも凄い厳しかったよね。
正直昔はパパの事が凄く恐かったです。マリオがバシバシ怒られるの見てきたから。
だけど、ロミがなにかやって怒られて手あげられそうになった事も度々あったけど、いつもママが間に入ってきて、結局今の今まで1回も手あげられた事なんてなかったね。
ママはいつも私達の事かばってきたもんね。
ロミが好き勝手やってた時も、次から次へと禁止令が増えていったよね。
門限がついて、それを破れば外出禁止になって・・・確かミニスカートばっか履いてた時にはスカート禁止令まで言われたよね。
だけどパパもただロミの事が心配でこんな厳しくしてたんだよね?
禁止令が増えれば増えるほど、ロミはそれを破っては本当好き勝手やってたね。
だけどね、いつも冷静で余裕持っているパパが、仕事中考え事してて怪我した時は本当にびっくりした。本当にロミの事どうしたらいいのか悩んでたんだよね。
ママまで体調崩して、パパもママもロミの事で本当にいっぱい悩まさせたよね。
前までいい子だったのに、急に遊びだして、高校も受験しないって言い出して・・・親としたら本当に心配しちゃうよね。
このままだと私のせいでパパもママもダメになっちゃうって恐くなって自分を取り戻して結局受験して高校へ行った。
って言ってもそれも本当一瞬だったね。
何回も引っ越しや転校を繰り返してたせいか、ロミ人間関係苦手になっちゃってて、入った高校でもいじめというか、クラスの人全員にシカトされたりとかもあった。それも1泊2日の遠足中とかに。さすがにあれはちょっときつかったかな。
1匹狼というか、1人で行動する事の方が楽になっちゃってていつもそうしてた。
結局その高校も「転校する!」って言い出した時、またかって思ったよね。だんだんロミがいう事、全部ただのわがままにしか聞こえてなかったよね。
それからはなにか言っても、「どうせ何言っても、自分のしたいようにするんでしょう。だったら好きにすればいいじゃない。」って言ってたね。もう私に振り回されて呆れちゃったんだよね。あんだけ厳しくてうるさかったパパなのに、急に私にかまわなくなって、本当は凄い寂しかった。
昔は自慢の娘で、誇れる娘で、大好きな娘って言ってくれたのに、「もうお前には呆れた。見損なった。出ていけ。」とまで言われたあとだったからなおさらね。
パパに嫌われちゃったって思って凄い寂しかった。
結局高校も転校して、予想通り、学校行かなくなってずっとバイトばっかしてた。
そして20歳の誕生日、ある人に1本のバラを渡されて「これ、お母さんに」って言われた。「私の誕生日なのになんでお母さん?」って言ったら「だってロミが今ここにいるのはお母さんやお父さんのおかげでしょう。」って。
この時初めて気づいた。私がいるのはママやパパのおかげなんだって。私1人でやってこれた訳じゃないんだって。周りの支えがあってからこその私なんだって。
私もう20歳なのになにも出来てないじゃん。このままじゃいけないって思った。
これきっかけにパパやママや家族の事を考えるようになったの。
私迷惑かけっぱなしでなにもしてあげれてない。せめてパパやママからの信用を取り戻したい!!
そう思ってパパとママとした約束を思い出したの。
高校を転校する時、私は「転校させて下さい!!何があっても、必ず卒業だけはしますから!!」っていったんだった。
だから1年生のまま止まってる高校へ行って、どんなスケジュールでも構いませんから1番早く卒業出来るプランで授業を受けさせてください!って頼みに行ったの。
大検受けたりして、予定より早く卒業が出来た。
そして卒業式の日、やっとパパとママの約束が果たせる!1つ目の恩返しが出来る!と思って凄くわくわくしてた。だけど、ママが当日の朝になって体調くずしちゃって、卒業式に来れなくなっちゃったんだよね。
パパとママのために頑張ってきたのに、ママがいなきゃ意味がない・・・って無心で学校に向かった。気づいたら卒業式が終わって、退場の曲が流れた。
この時、言葉では説明出来ないけど、なんか一瞬なにかを感じた。ママがいるような、そんな感じがした。だけどまさかね・・・ママ寝込んでたしいる訳がない・・・そんな事を考えながら「卒業生退場!」って言われ、花のマーチをくぐろうと後ろを振り向いてびっくりした。
花のマーチの向こうに1番前にママが立っていた。今にも倒れそうなママをパパとおばさん達が支えてくれてて、ママが拍手してくれてた。
やっぱり来てくれた!!!!ロミが卒業するのをちゃんとみてくれてた!!
もう涙が止まらなかった。ママはいつも私のために無理しちゃうんだよね。
だけど今まで言ってなかったのかもしれないけど、来てくれた事、本当に本当に嬉しかった。ありがとう。
そしてパパもママも卒業するまでの5年間、私を信じて待ってくれてありがとう。
この卒業のおかげでロミにも自信がついたの。
私やれば出来るんじゃん!まだ遅くない!私にも出来る事まだまだあるはず!!
そう思って思い切って東京に出る事にした。
この子また突発的な事言ってる・・・って誰もが思ったよね。
パパもマリオも最初は「東京って何言ってるんだか・・・」って感じだったよね。
だけど私、言い出したら止まらないから。ってママやおばさん達は「やっぱりね」って反応だったよね。
人生は1度っきり!今出ないとそういうチャンスはもう来ないのかもしれないって思ったから。この時からまたパパと話す機会が増えたんだよね。
なんだかんだ言って、1番に調べてくれたりしたのパパだったよね。
前とは違って、今度はちゃんと私の話を聞いてくれたの、凄い嬉しかった。
ロミ、パパの信用を取り戻すように頑張るから、またパパの自慢の娘になりたいから、私まだまだかもしれないけど、変わったよ。昔みたいに子供じみたわがままはもう言わない。
ちゃんとした大人として意見を言う。だからパパも大人としての意見を下さい。
私はパパともっともっと色々な話がしたいんです。
また前みたいに2人でラーメン屋とか行ったりしようよ。
だけど、ロミの1番はパパの料理かな。パパの作る男の料理は本当に美味い!!
皆に自慢しまくってるよ!!東京にいる時もね「今日、何食べたい?」て言われる時ロミは迷わず「パパのご飯!!」って答えてるんだから!!
今少しずつ自炊で練習してるんだけど、また料理教えてね!!!
東京出てきて、家族と離れて、気づいた事がたくさんありました。
家族と離れる事がこんなに辛い事だと思ってなかった・・・離れて初めて気づく事がたくさんあった。
昔「彼氏が1番で、友達が2番で、その次が家族かな」って言った事あったよね。
ママこの言葉聞いて泣いてたよね。あの時は何も思わなかったけど、今ならママの気持ち分かるよ。ママ、傷つけちゃってごめんね。
家族に順番なんてつけれないよね。家族は家族なんだもん。
ママは昔から家族に関する事に対して凄いうるさかったよね。家族の誕生日やクリスマスなどのイベントは必ず家族皆で集まってお祝いして、なにかあった時は家族皆で助け合うんだっていつも口癖のように言ってるよね。
ママからはね、家族という存在、家族の大切さ、家族愛というものをたくさん学んだよ。
私も将来家族を持つ事になったらママみたいになりたい。そして私も自分の子供たちにママに教わった事を同じように教えたいと思う。
たまにママは「こんな弱いママでごめんね」っていうけどママは世界一強いママで、世界一強い女性だよ!!私の憧れの女性だよ!!
ママを見て、母親より強い女性なんていないって思った。母親って本当に凄いんだね。
そしてパパからは何事にも諦めない!という強い心を学んだ。
マイホームを手に入れた時パパは言ったよね。
「この俺にだって出来たんだ。ロミやマリオに出来ない事なんて何1つないんだ。壁にぶつかってしまった時、踏ん張って勝ち進むんだ!!」ってそれを実現して教えてくれたよね。パパも凄いよ!ここまで来るのに色々な壁にぶつかってきてるはずなのに、それでもいつも立ちあがってきたよね。パパも強いよ!
そしてマリオ、弟のくせにロミの何百倍もロミよりしっかりてて、ロミの事叱ってくれた事も良くあったよね。ロミが18ぐらいの頃、ママ達と言い合ってもめてロミが「もういい!!」って言って車に乗ってどっか行こうとしたら、マリオが車がもう発進してるのに関わらず無理やり車止めて、私を車から降ろして「お前今親になんて言ったんだよ!!親の気持ちも考えろよ!!!いい歳して親に迷惑をかけるな!!」って凄い勢いでどなってきたの覚えてる?「うるさいわ!!」って言ったけど、言ってきた事が図星すぎて、そしてしっかりすぎててそれ以上なにも言えなかった。
今だから言うけど、あの時止めてくれてありがとう。いっぱい叱ってくれてありがとう。
マリオに言われて気づいた事もたくさんあったよ。
高校も凄い頭いいとこに入ったのに「自分のやりたい事じゃないから」って言って辞めて、働くって言い出したけど、あれって本当は家族の事を思ってでしょ?
パパやママに負担かけたくなくて言ったんでしょ?働いて家にお金を入れるつもりだったんだよね?きっと。マリオの事だから全然ありえるよね。
だけどママもパパも大反対して結局定時制の高校行って「自分の都合で辞めたから」って言って学費自分で払ったんだよね。あとからママから聞いてびっくりした。知らなかったから。あんたどこまで出来てる子だよって思った。本当私と大違い。
バイトとかもいつも頑張ってて「店長にならないか」って言われた時もあったよね。
本当にマリオの責任感強いところは私も見習わなきゃだね。
高校卒業して「やりたい事が見つかった」って言って「なに?」って聞いたら「お父さんみたいになる!お父さんが得意な建築、俺も学びたい!」って。
なんか凄い嬉しかった。マリオとパパがギクシャクしてた時もあったから、なんか凄いホッとした。「俺達のお父さんって凄いんだぞ!」っていつもパパの事を話す時のマリオの目はキラキラしてるよね。いつの間にか筋トレとかもしてて「なんでそんなに鍛えてるの?」って聞いた時も「お父さんより強くならなきゃ」って言ってたよね。
そろそろパパと腕相撲してみたら?笑
マリオのいいところは責任感だけじゃなく、凄い家族想いってとこだよね。
今年のマリオの誕生日、ちょっとしたサプライズしようと思って家で待ってたら午後11時55分ぐらいに帰ってきてぎりぎりでサプライズ出来たけど「もうサプライズとかいいって〜」とか言いながらも本当は嬉しかったんだよね!
ぎりぎりでも走って帰ってきてくれたんだもんね!待ってると思ってたって。
「やっぱ家族はいいわぁ」ってぼそっと言ってたのも聞こえたよ!笑
基本的に家ではめちゃめちゃ口数少ないマリオだけど、この日は色々と話してくれたよね。
ママとパパに向かって「この20年間育ててくれてありがとう。日本という国に連れてきてくれてありがとう。この国に来たからこそ家族の大切さが凄く分かった。もしペルーにいたままだったら分かってなかったのかもしれない。」って。
確かにそうだよね。この国には私達の家族と呼べる人は少ない。だからこそうちらの絆って凄く強いんだよね。そしてこうも言ってくれたよね。「今遠く離れて頑張ってるのはロミだから。今1番苦労してるのはロミだから。だからここにいる俺達は力を合わせてロミを支えてあげなきゃ。ロミなら出来る!!きっとロミならなにかやってくれるよ!!だから俺らで応援してあげよう!!」って。
こんな事マリオの口から聞けるなんて思ってもいなかった。私は全く頼りないお姉ちゃんなのに、それなのにちゃんとお姉ちゃんとして見てくれてて応援までしてくれてて、本当に嬉しかった。もう言い返せる言葉がないくらいだよ。私はマリオの事が大好きで凄く尊敬してて本当に自慢の弟だけどマリオもロミの事想ってくれてるの知って、本当に凄い嬉しかった。こんな私だけど、ちゃんとお姉ちゃんとして見てくれてて本当にありがとう。
私もこれから先一生マリオの事応援し続けます!!だからなにかあった時はいつでもお姉ちゃんに頼ってきてよね!!
それからマリオが家族に対する想いを話してた時、びっくりした。だって私と全く同じ気持ちだったから。思っている事全てが一緒だった。
ママもパパもおばさん達も皆日本に来て、苦労してきたんだよね。
言葉も分からない中、慣れない生活の中、私達のためにひたすら頑張ってきたんだよね。
辛い事もきっとたくさんあったんだよね。でもそれでも負けずに皆で支えあってやってきたんだよね。私とマリオはペルーでの生活は5〜7年だけど、ママやパパ達は20年も30年もいた故郷、友達、家族、周りのもの全てを置いてきてるんだよね。
私には想像も出来ない事だよ。やっぱ私の家族は凄いよ!君たち本当に凄すぎるよ!!
私とマリオの将来のためだよね。もう本当にどんだけ感謝しても感謝しきれないぐらいだよ!!!
ママにはおばさんたちがいるけど、パパ、まだ寂しかったりする?
昔私に言った事あったよね。パパはペルーに色んなものを置いてきたんだって。正直寂しいって思う時もあるんだって。それもそうだよね。家族とも離れて、大好きな仲間とも離れてパパの大好きなどんちゃん騒ぎをする仲間もいなくて、そういうところパパと似ているからこそ、気持ちは凄く分かるよ。凄い寂しかったんだよね。
パパ、ごめんね。そんな寂しい想いをさせちゃって本当にごめんね。
もう謝ってもどうしようもない事だとは分かっているけど・・・今は謝る事しか出来なくて・・・。だけどね、忘れないでほしいんだ!パパは1人じゃないんだから!!ロミがいる!!!マリオもいる!!ママも!!マリアも!アメリアも!ダーリンまで!!!
パパには私達がいるんだから!!!家族という私達がいるんだからね!!!
そして皆、もう十分だから。十分すぎるぐらいに頑張ってきたんだから。
もう私達のために頑張らなくてもいいんだよ。
次は私とマリオが頑張る番だから。ママやパパやおばさん達のために頑張るから。
今は自分達の事だけでいいから。
ママにも言ったよね?
「今あるママの人生、ママのために生きて。ママのために人生を楽しんで。幸せって思えるように好きな事していいんだよ!」て。
おばさん達もパパもだよ!
少しくらい肩の荷降ろしていいんだから。
「ロミが幸せなら私達も幸せ」って言ってくれるけど、私の幸せってなにか知ってる?
パパもママもマリオもマリアもアメリアもそしてダーリンも、君達の幸せが私の幸せ。
だから私を幸せにしたいのならまず君達が幸せになって。ね?
そしたら皆が幸せじゃん。
マリアおばさん、おばさんは私の事本当に娘のように愛してくれてるよね。
私もおばさんの事第2のママのように大好きだから
ロミの頼みごと断った事ないんじゃないかってぐらいいつもわがまま聞いてくれるよね。
いつもありがとう。
昔の事覚えてる?いつも同じ目線で遊んでくれたよね。
ロミのいたずらや遊びに同じ子供になったようにいっぱい遊んでくれたよね。
楽しかった思い出がもう本当にいっぱいある。
そして今になっても、相変わらずのエネルギッシュでこたえてくれるよね。
おばさんの取り柄はなんたって元気だもんね!
場の空気を和ませてくれるのもいつもおばさんだよね!
おばさんがいるのといないのと全然空気違うんだもん。おばさんは絶対になくてはならない存在!だからペルーに帰るとか言っちゃ絶対ダメだからね!!てか帰らせない!!ペルー行く時はもちろん私もついていく!!そして一緒に帰ろう!日本にね。
ロミが将来子供出来た時は、ロミの時と同じように、ロミの子供たちとも一緒になって遊んでよね!!遊び担当はおばさんってもう決めてるんだから!!
そしてアメリアおばさん、おばさんはさすがお姉さんって事もあって、しっかり者でいつも冷静で凄い現実的に物事を考えるよね。
今だから言えるんだけど、本当はね、昔おばさんの事苦手だったんだ。笑
だけど今は大好きだよ!子供の頃は、なんか堅苦しい事を言う人だなあって思ってたけど、今ではそれが逆に凄くありがたくて、ロミが困ってる時、いつも冷静に相談乗ってくれるよね。本当おばさんなしでは生きてけない。やっぱりまとめてくれる人がいないとね。笑
そしておばさんの感って本当凄すぎるよね。
おばさんはめったに電話かけてこないけど、そのたま〜にかけてくる時のタイミング本当凄いよね!!
東京出てきて、最初の頃は本当に辛かった。出来るものなら福井に帰りたいって思うほどだった。凄い落ち込む事も多くて、泣く日も度々あった。
そしていつも1人で泣いている時にタイミングよくおばさんが電話してくるんだよね。本当にピンポイントで。もうどっかで覗いてるんじゃないかって思うぐらいだったよね。
そしてロミが考えている事も大体分かってくれるよね。
なんかよく分かんないけどおばさんの感鋭いわ!!さすがだね!!
おばさんもペルーに帰るとかなしだからね!!!絶対!!
私達は皆揃っての家族なんだからね!!
おばさんは将来の子供たちの家庭教師ね!!笑
今なら私、自信持って答えれるよ!
「私の尊敬する人?」
「もちろん家族!」
「日本人になりたいか?」
「いいえ!私はペルー人ですから。ペルー人である事、故郷ペルーっていう事誇りに思ってますから。」
「ロミーナって名前は?」
「もちろん大好きです!なんたってママがつけてくれた名前だもんね。」
私はね日本に来て良かったって思ってる。
外国人っていう立場で良かったって思ってる。
この国につれてきてくれたパパとママ、一緒に支えてくれたマリアとアメリア、そして今応援してくれてるマリオに本当に感謝しています。
本当にありがとう。
私は今、自分のやりたい事をやれてて凄く充実した日々を送っています。
特に最近、周りの支えもあったりして色々な事に挑戦出来ています。
今回のイベントもその1つです。
やっと自分のやりたい事が見つかった気がします。
自分の出来る限り、自分が満足いくまで、精一杯頑張ろうと思っています。
なので応援しながらも見守ってて下さい。
いつかは一回り二周りも大きく成長して皆のところに帰ります。
なので期待して待ってて下さい。
P・S
ママ、パパ、マリオ、マリア、アメリア、そしてダーリン、私はこんな素敵な家族を持って幸せです!!私の家族でいてくれて、本当にありがとう!!
0そして神様、こんな素敵な家族の元に産まれさせてくれて、本当にありがとう!!!
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ロミ
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